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原弘産からの株式買付提案に反対意思を表明/日本ハウズイング

 日本ハウズイング(株)は13日、2008年2月(株)原弘産等から示されていた株式買付提案について、「当社の企業価値を著しく毀損し、株主共同の利益に反する」として、取締役会による反対意思を表明した。

 同社は、その理由として(1)原弘産が親会社となった場合、企業価値の源泉である独立系管理会社であることが毀損される、(2)原弘産の財務状況は当社に比べ脆弱であり、同社が親会社になった場合、マンション管理組合やディベロッパーからの新規受託に悪影響が及ぶ、(3)原弘産は、短期的利益を追求するような経営姿勢が窺われるなど、マンション管理会社である当社の親会社としてふさわしくない、等の理由をあげている。

 なお、同社は、今後の成長戦略の一環として、開発建設事業が「参入企業の増加等により適正な利益率を確保することが困難になっている」との理由から同事業から撤退し、不動産管理・営繕工事業に経営資源を集中することを明らかにしている。


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