国土交通省は12日、平成20年3月分および平成19年度の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。
平成20年3月分については建設工事受注高は6兆3,041億円(前年同月比▲0.3%)と先月の増加から再び減少となった。うち元請受注高は4兆 8,454億円(同2.6%増)で5ヵ月連続の増加。下請受注高は、1兆4,587億円(同▲8.9%)と6ヵ月連続の減少となった。元請受注高のうち、公共機関からの受注高は1兆4,001 億円(同▲0.9%)で5ヵ月ぶりの減少。民間などからの受注高は3兆4,453億円(同4.1%増)で3ヵ月連続の増加となった。
また、公共機関からの受注工事額(1件500万円以上の工事)は1兆3,464億円(同▲1.2%)と5ヵ月ぶりに減少。うち、「国の機関」からは7,912億円で(同6.6%増)と6ヵ月連続の増加、「地方の機関」からは5,551億円(同▲10.5%)と2ヵ月連続の減少となった。
民間等からの受注工事のうち、建築工事・建築設備工事(1件5億円以上の工事)の受注工事額は1兆3,868億円(同10.5%増)。また、土木工事および機械装置等工事(1件500万円以上の工事)の受注工事額は4,594億円(同▲6.4%)で2ヵ月連続の減少となった。
平成19年度の建設工事受注高は52兆9,015億円(前年比1.8%増)となった。そのうち元請受注高は37兆2,456億円(同4.0%増)、下請受注高は15兆6,559億円(同▲3.1%)。
元請受注高のうち公共機関からの受注高は9兆9,708億円(同1.1%増)、民間等からの受注高は27兆2,747億円(同5.1%増)であった。
また、公共機関からの受注工事額(1件500万円以上の工事)は、9兆4,329億円(同0.5%増)。うち「国の機関」からは3兆7,381億円(同16.9%増)、「地方の機関」からは5兆6,948億円(同▲8.0%)であった。
民間等からの受注工事のうち、建築工事・建築設備工事(1件5億円以上の工事)の受注額は8兆775億円(同9.3%増)であった。土木工事および機械装置等の受注工事額(1件500万円以上の工事)は3兆8,010億円(同12.5%増)となった。