京阪神不動産(株)は13日、2008年3月期決算を発表した。
当期(2007年4月1日~08年3月31日)の連結売上高は119億1,900万円(前期比7.4%増)、営業利益は45億8,700万円(同7.1%増)、経常利益は41億2,400万円(同4.3%増)、当期純利益は23億8,900万円(同1.9%増)。
セグメント別では、土地建物賃貸事業において、新築ビルへのテナント入居による増収があり、売上高は110億3,800万円(同8.9%増)を計上。費用面では、新築ビルの減価償却費等が増えたものの、営業利益は47億800万円(同6.1%増)の増益となった。
ビル管理事業は、新築ビルの保守管理業務が増え、売上高6億3,700万円(同5.4%増)、営業利益1億7,100万円(同19.1%増)に。
その他の事業では、建築請負工事が減少したため、売上高は2億4,300万円(同▲32.9%)、営業利益は2,200万円(同▲74.4%)となった。
なお、新築ビルの稼働率向上に努める一方で、既存ビルにおいても各種改修工事を実施、テナントサービスの向上にも努めた結果、当期末の空室率は3.1%と、前期末の6.5%から大幅に改善した。
次期においては、売上高120億円(同0.7%増)、営業利益44億円(同▲4.1%)、経常利益40億円(同▲3.0%)、当期純利益20億円(同▲16.3%)を見込んでいる。