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労務費・資材の高騰が利益圧縮、経常15%の減少/長谷工08年3月期決算

 (株)長谷工コーポレーションは15日、2008年3月期決算を発表した。
 
 当期(07年4月1日~08年3月31日)の連結売上高は7,450億7,400万円(前年同期比3.0%増)、営業利益557億1,800万円(同▲13.6%)、経常利益531億300万円(同▲15.8%)、当期純利益223億8,400万円(同▲33.6%)。
 
 主力の建設事業は、完成工事受注高が4,818億円(同10.1%増)と伸長するなど売上高4,839億円(同10.2%増)となったが、建設労務費・資材の高騰などにより利益率が低下。営業利益は362億円(同▲17.7%)と落ち込んだ。単体の分譲マンション受注高も 3,183億円(同▲17.6%)にとどまっている。

 不動産事業では、改正建築基準法の影響によるマンション販売戸数の減少、不動産分譲事業における取引件数の減少などから、売上高1,878億(同▲13.1%)、営業利益105億円(同▲11.4%)となった。

 なお、次期については、改正建築基準法による受注の停滞の影響が出ると想定し、連結売上高6,540億円、営業利益430億円、経常利益400億円、当期純利益280億円と、いずれも当期を下回ると見込んでいる。


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