ジャパンリアルエステイト投資法人(JRE)は15日、2008年3月期決算を発表した。
当期(07年10月1日~08年3月31日)の営業収益は257億4,300万円(前期比46.9%増)、営業利益142億1,800万円(同62.7%増)、経常利益129億4,600万円(同70.7%増)、当期純利益129億4,500万円(同70.7%増)、1口当たり分配金は2万9,223円(前期:1万8,500円)となった。
当期は、「晴海センタービル」(東京都中央区)、「MMパークビル」(横浜市西区)など5物件を取得。さらに、優先出資に対する晴海フロント特定目的会社からの配当金約79億円や、既存テナント賃料増額改定による増収があったことから、過去最高の純利益となった。
また、期末におけるポートフォリオは53物件・取得価格ベースで5,189億6,900万円に達した。
ジャパンリアルエステイトアセットマネジメント代表取締役社長の荒畑和彦氏は、同日開催の決算説明会で「08年2月に、ホームページのリニューアルを行なった。個人投資家の方に商品特性を理解してもらい、投資主の比率上昇につなげたい。引き続き、健全な財務維持と内部成長の促進に努めていく」と語った。
なお、次期については、営業収益195億7,000万円、営業利益95億2,000万円、経常利益81億1,000万円、当期純利益81億1,000万円、1口当たり分配金1万8,310円を見込んでいる。