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たな卸資産の簿価切下げを実施し、増収確保も大幅減益/細田工務店08年3月期決算

 (株)細田工務店は15日、2008年3月期決算を発表した。
 
 当期(07年4月1日~08年3月31日)の売上高は410億900万円(前年同期比13.5%増)、営業利益14億3,800万円(同▲32.5%)、経常利益5億5,300万円(同▲66.1%)、当期純利益3億900万円(同▲54.4%)となった。

 新たに所沢市やさいたま市での分譲住宅事業を開始するとともに、工事工程の短縮による生産効率や品質の向上等に取り組んだが、07年秋口以降の消費者の住宅購入意欲の低下や、財務体質の健全性を向上させるために「棚卸資産の評価に関する会計基準」を早期適用し、期末のたな卸資産について約20億1,800万円(売上原価に17億6,300万円、特別損失に2億5,500万円を計上)の簿価切下げを実施。その結果、増収減益となった。

 当期は中期経営計画の最終年度であったが、前期は順調に推移したものの、後期における住宅・不動産業界の事業環境の悪化などの影響や、たな卸資産の簿価切下げなどの結果、大幅に目標を下回る結果となった。

 なお、次期については売上高459億円、営業利益12億円、経常利益4億7,000万円、当期純利益2億円を見込んでいる。


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