三井不動産販売(株)は26日、2008年3月期決算概要を発表した。
当期(07年4月1日~08年3月31日)は、連結営業収益1,041億1,600万円(前年同期比▲12.4%)、営業利益144億9,100万円(同1.0%増)、取扱件数3万2,511件(同▲10.2%)、取扱高1兆3,913億5,900万円(同6.7%増)。営業収益が1990年度以来18年ぶりに1,000億円を突破し、3期連続の増収増益となった。
主力の仲介業務では、三井不動産販売ネットワーク全体での仲介件数3万2,040件(同1.1%増)、取扱高1兆3,785億7,100万円(同▲0.3%)、仲介手数料収入663億8,600万円(同4.1%増)。サブプライムローン問題等による市場の停滞で、ホールセール向け取引が伸び悩んだが、個人向け仲介のリハウス部門が堅調に推移した。
また、駐車場事業「リパーク」は、期末管理台数が11万6,661台(同20.4%増)と急伸し、部門営業収益375億1,600万円(同13.1%増)と好調を維持した。
当期については、主力のリハウス事業で関西圏での店舗新設効果を見込むほか、「原点に返り、顧客ニーズをきちんとくみ取った営業」(佐藤 実社長)で、買い顧客の囲いこみを強化。連結営業収益1,100億円、営業利益160億円を見込んでいる。