不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は29日、同社ネットワークにおける2008年4月の首都圏流通市場動向を発表した。
物件登録数は、中古マンションが2,522件(前年同月比30.1%増)で、13ヵ月連続のプラスとなった。新築戸建てが1万2,561件(同▲4.9%)で、2ヵ月連続のマイナス。中古戸建ては1,657件(同30.5%増)で4ヵ月連続のプラス。土地登録数は、5,808件(同82.6%増)で17ヵ月連続のプラスとなった。
物件成約数は、新築戸建てが1,867件(同27.1%増)と9ヵ月連続のプラスとなった。前年に大きく落ち込んだ反動もあり、増加率は再び全エリアで2ケタとなったが、神奈川県・千葉県で回復が鮮明となった一方、23区・都下・埼玉県では前年の減少分をカバーしきれなかった。
中古戸建ては354件(同▲8.3%)、中古マンションは637件(同▲3.0%)と、ともに2ヵ月連続のマイナス。
東京23区では城南エリアの一部の回復で再び増加に転じたが、東京都下が大きく落ち込んだ。神奈川県はユーザーに人気の横浜市が増加を維持したものの他のエリアがふるわず同3ヵ月ぶりにマイナスとなった。
平均成約価格は、新築戸建てが、1戸当たり3,632万円(同▲1.6%)。中古戸建ては同3,233万円(同17.6%増)で4ヵ月ぶりのプラスとなった。
中古マンションは、1平方メートル当たり37万9,700円(同7.7%増)で17ヵ月連続のプラス。1戸当たりは2,334万円 (同7.9%増)で16ヵ月連続のプラスとなった。