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主力の賃貸管理事業売上高は微減/森ビル08年3月期決算

 森ビル(株)は17日、2008年3月期決算を発表した。

 当期(2007年4月1日~08年3月31日)の連結営業収益は1,696億8,600万円(前年同期比6.6%増)、営業利益440億300万円(同3.8%増)、経常利益238億200万円(同▲16.4%)、当期純利益394億5,200万円(同▲27.9%)で、営業利益は2期連続で過去最高を記録した。優先株発行など営業外費用の増加で経常利益は前年割れ。当期純利益の減少は、前期不動産流動化による特別利益計上の反動によるもの。

 主力の賃貸管理事業は、新規稼働物件がなかったこと、流動化による収益床の減少などにより、営業収益1,036億円(同▲3.3%)にとどまった。期中の事務所稼働率は93%(同▲5ポイント)だが、これはリノベーション、改修実施によるもので、次期は95%にまで回復予定。これにより、賃料単価も坪3万2,000円程度(前年同期:3万円弱)まで引き上げられる見込み。

 次期については、上海の超高層オフィス竣工などが寄与し、連結営業収益2,295億円、営業利益540億円、経常利益340億円、当期純利益200億円を見込んでいる。


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