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東京主要5区の大型ビルの平均空室率、3%台を突破/ビルディング企画調査

 (株)ビルディング企画は26日、2008年5月度の全国5大都市圏(札幌、東京・神奈川、名古屋、大阪、福岡)の主要エリアのオフィス賃料に関する調査結果を発表した。
 同調査は5月1日~31日までの期間に、テナント募集を行なった9,187棟のオフィスビルを対象に実施したもの。

 東京主要5区の大型ビルの平均空室率は3.02%(前月比0.08ポイント悪化)で、06年1月以来29ヵ月ぶりに3%台を突破した。同社では「借手市場への転換」の兆しと分析しており、来月以降も上昇傾向が続くようであれば、08年の後半にも賃料相場に深刻な影響を及ぼすことが懸念される、としている。

 エリア別にみると、港区の平均空室率は5.03%(同0.45ポイント悪化)と、3ヵ月連続の上昇。一方、中央区は1.11%(同0.34ポイント改善)、渋谷区は4.17%(同0.04ポイント改善)と堅調に推移した。


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