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住宅部材の共通化をめざす「長期使用住宅部材標準化推進協議会」発足

「住宅購入者が自らメンテナンスできる環境を作っていきたい」と語る久保田会長

 住宅産業および建材・住宅設備等関連産業に係わる部材の共通化・標準化、およびそれを目的とした調査・研究を行なう団体「長期使用住宅部材標準化推進協議会(長住協)」が1日に発足した。

 2008年4月8日に経済産業省が公表した「今後の住宅産業のあり方に関する研究会」報告書において、「長寿命住宅の基盤作り」が政策的取組みの一つとして指摘されたことから、その具体策となる長期使用対応部材の共通化・標準化を検討する組織として設立されたもの。
 住宅メーカー11社、住宅設備メーカー5社、サッシメーカー5社の計21社の会員により構成され、会長には久保田芳郎氏(積水ハウス(株)・取締役 専務執行役員)、副会長には金山幸雄氏(YKK AP(株)・取締役 執行役員 上席常務)と中村 均氏(TOTO(株)・取締役 常務執行役員)が就任した。

 久保田会長は就任にあたり「住宅メーカーと建材・住宅設備メーカー、DIY業界が連携しあうことで、住まい手のメリットが向上するような環境を作っていきたい」と述べた。


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