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住宅瑕疵担保履行法に基づく保険業務を開始/住宅あんしん保証

 (株)住宅あんしん保証はこのほど、住宅瑕疵担保履行確保法に基づいた保険業務を開始した。

 同法により、2009年10月1日以降に新築住宅を引き渡す売主等は、10年間の瑕疵担保責任を履行するための資力確保手段の1つとして「住宅瑕疵担保責任保険への加入」が打ち出された。同社は08年5月12日、国土交通大臣から「住宅瑕疵担保責任保険法人」として指定を受け、業務開始に向けた準備を進めていた。

 同社の住宅瑕疵担保責任保険(愛称:あんしん住宅瑕疵保険)は、全国すべての工法・建て方の新築住宅を対象としたもの。保険期間内(原則10年)に、住宅供給者が住宅取得者に対し瑕疵担保責任を負担することによって被る損害について、1戸当たり2,000万円を限度に保険金を支払う。また、戸建住宅については、オプションで限度額を5,000万円まで引き上げることができるほか、性能評価住宅、認定品質住宅については、保険料・現場検査手数料とも割引価格を設定した。

 料金は、戸建住宅の場合、住宅の延床面積区分に応じた保険料に、現場検査手数料を加えて算出。例えば、床面積100平方メートル未満の戸建住宅では、保険料3万8,000円に現場検査手数料2万5,200円を加えた6万3,200円となる。また、共同住宅の場合は、一住戸あたりの保険料(5万2,000円)に住戸数を乗じた額に、現場検査手数料を合計して算出する。いずれも、事業規模の小さい中小企業者コース、多戸数割引、無事故割引、電子申請割引などを用意した。


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