ミサワホーム(株)は2日、50~60代のアクティブシニア層をメインターゲットとした平屋住宅「SMART STYLE“A”」(スマートスタイル・エー)の発売に先立ち、商品説明会および現地見学会を開催した。
「SMART STYLE」は、幅広い選択肢やプランの自由度などをプラスし、“新・企画住宅”として2007年10月に誕生した新ブランド。今回の「SMART STYLE“A”」は、アクティブシニアの増加とともに、上下移動がなく、バリアフリー設計に向いているなど、平屋需要の拡大が予想されることを受け開発に至ったもの。
ゆとりある空間づくりのために、LDKは広いワンルームに設計、天井高は最高で4.3mを確保している。また、居室にモノを置かなくても済むよう、大収納空間「1階蔵」を装備、小屋裏収納や蔵引戸収納により、プラスアルファの収納力をサポートする。
デザインは、ユニバーサルデザインに、暮らしを楽しむデザイン、進化するデザインをプラスした「HAPPY DESIGN」を採用。揃える、並べる、少なくする、かくす、なくす、という5つの整理整頓のデザイン手法を用い、シンプルで快適・安全な生活を住まいの中で表現している。
また、どの部屋も庭に面しているという平屋の特性を活かし、迎え、寛ぎ、香り、癒し、育み、遊び、実り、憩いの8つのコンセプトを持った「八景」を提案。敷地の形状や目的に合わせ、好みのスタイルにカスタマイズが可能、すべての庭から景色を楽しむことができる。
説明会で、同社代表取締役社長の竹中宣雄氏は「平屋住宅の良さを浸透させ、今回の新商品を、新中期経営計画の一つであるシルバー事業の強化へとつなげていきたい」と語った。
プランは、平屋20坪~25坪の6タイプ、平屋蔵は23坪と25坪の4タイプを用意。販売価格は、坪当たり49万3,000円(税込、ベーシック仕様)から。7日より全国(沖縄県・一部地域を除く)で発売、年間販売目標は300棟の予定。