扶桑レクセル(株)は5日、「東京防犯優良マンション登録表示制度」で、初めて設計審査に合格した新築マンション「レクセル高田馬場」(東京都新宿区、総戸数107戸)のモデルルームをオープンする。
同物件は、JR山手線「高田馬場」駅徒歩8分に立地する、地上10階建てのマンション。2004年よりスタートした「東京防犯優良マンション登録制度」が、07年7月、竣工済み物件から新築物件にも対象を拡大したことを受け、設計段階での審査を受け、08年2月に第1号物件として合格した。
同制度の審査基準65項目のうち、必須項目を中心に50項目をクリア。さらにそれを上回るセキュリティ水準を導入したのが特徴。敷地内に16ヵ所の防犯カメラを設置したほか、風除室・エレベーターホール・エレベータ・玄関の4ヵ所でワイヤレスキーによるチェックを行なうシステムを採用。また、玄関・全サッシュへの防犯センサーとセキュリティ会社と連携した警備システム、携帯電話を使ったセキュリティチェック、複層・防犯フィルムの3重サッシュも導入した。一方、共用部分の照明照度を審査基準を上回る40ルクスとしたり、ワイヤレス&タッチ式の玄関ロックを導入するなど、セキュリティを強化しながら、ユニバーサルデザインにも配慮した。
住戸は、ステュディオタイプ~3LDK、専有面積35~100平方メートルとバリエーションを持たせた。通常の仕様に加え、珪藻土塗壁、突き板建具、無垢フローリングなどを用いたロハス仕様をオプションで用意。これらを標準化した「プレミアム」住戸を、高額帯を中心に7戸設けた。
7月下旬から販売を開始する1期50戸の販売価格は、3,700万~1億6,000万円台、坪単価405万円を予定している。