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「新三郷ららシティ」概要発表、駅前に「ららぽーと新三郷」を建設/三井不動産

「新三郷ららシティ」鳥瞰図。駅前51.1haに商業施設、物流施設、住宅等の開発が進められる
「ららぽーと新三郷」完成予想図。駅から同施設に直結する「立体横断施設」を設置する
キッズスペースを備えたフードコートも用意される
「ファインコートららシティ」のまち並み完成予想図(コンテンポラリーな外観のエリア)

 三井不動産(株)は10日、JR武蔵野線「新三郷」駅前に開発する「ららぽーと新三郷」を着工した。また同日、マスコミを対象に、「ららぽーと新三郷」および戸建住宅「ファインコートららシティ」の概要説明会を開催した。

 「ららぽーと新三郷」「ファインコートららシティ」は、「新三郷」駅前の武蔵野操車場跡地約51.1haを活用し、商業施設・戸建住宅・物流施設等から構成される大規模複合開発「新三郷ららシティ」内に開発されるもの。
 「ららぽーと新三郷」は、全12街区あるうちの3街区に誕生する大規模ショッピングモールで、敷地面積約8万5,200平方メートル、延床面積約14万2,500平方メートル。なお、同街区には コストコホールセールジャパン(株)が会員制大型卸売倉庫を、6街区にはスウェーデンに本拠を置くIKEAがホームファニッシングストアをオープンする予定で、「ららぽーと、コストコ、IKEAとそれぞれ特徴を持った3つの施設が駅前に集積するという、他にはない魅力ある地」(三井不動産商業施設本部リージョナル事業部事業推進グループグループ長・松藤浩二氏)が誕生する。

 「ららぽーと新三郷」は店舗数約200、駐車台数約3,000台。シネマコンプレックス・スパ・アミューズメント施設運営の「コロナワールド」、スーパーの「イトーヨーカドー」、家電量販店の「エディオン」といった大型テナントの出店がすでに決定している。またキッズスペースを備えたフードコートやご当地グルメフードコートのオープンの予定。
 地球環境への取組みとして、太陽光発電・風力発電、壁面緑化を採用するほか、広場スペースにドライミストの設置も計画されている。

 開業は09年9月を予定している。

 「ファインコートららシティ」は、8~12街区にて三井不動産レジデンシャル(株)が開発する戸建住宅団地。JR武蔵野線「三郷」駅・「新三郷」駅いずれからも徒歩10分。総開発面積は約6万6,000平方メートル、総戸数268区画。
 「経年優化」をコンセプトに、緑豊かな美しいまち並みを形成。街区の入口に高さ約10mのシンボルツリーを、各所には公園・緑地スペースを配置する。またタウンセキュリティを導入、24時間警備員が常駐、巡回警備も実施する。それぞれの住戸にも防犯ガラスや電動シャッターを標準装備する。

 住戸は敷地面積200平方メートル以上、延床面積は約115平方メートルのゆとりあるプランを計画している。

 建物竣工は08年10月下旬から、入居時期は09年3月下旬から。販売は08年10月上旬開始の予定。販売価格は5,000万円台、6,000万円台が中心。


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