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シニアハウジング事業等が伸び悩み、経常57%の減少/ゼクス08年5月期決算

(株)ゼクスは11日、2008年5月期決算を発表した。

 当期(2007年6月1日~08年5月31日)の連結売上高は842億6,400万円(前年同期比43.0%増)、営業利益は45億2,400万円(同 ▲28.1%)、経常利益は16億円(同▲57.4%)。関係会社株式売却損、減損損失など特別損失約109億円を計上したことで、当期純利益は▲54億8,000万円と上場以来、初の赤字決算となった。

 セグメント別では、主力の不動産コンサルティング事業が大型案件の売却時期が遅れたことなどで売上高は680億4,200万円(同46.2%増)、営業利益108億9,400万円(同3.0%増)にとどまった。
 シニアハウジング&サービス事業は、介護付き有料老人ホーム「ボンセジュール」シリーズ4棟の新規オープン、営業譲受による介護付き有料老人ホーム3棟の取得など積極的な施設展開を行ない、入居率が低い施設の割合が高まったことから売上高106億6,100万円(同85.1%増)、営業損失は17億8,800万円となった。
 施設運営事業は、ゴルフ場事業からの撤退、沖縄県で運営していたホテルの売却を行なった結果、売上高55億6,100万円(同▲17.9%)、営業損失12億2,500万円となった。

 次期については、連結売上高376億円、営業利益22億円、経常利益2億5,000万円、当期純利益5,000万円を見込んでいる。


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