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「優良ストック住宅推進協議会」発足、大手住宅メーカー9社が参加

「日本の中古流通を変えていきたい」と話す優良ストック住宅推進協議会会長の和田 勇氏
ブランドマーク「SumStock(スムストック)」

 大手住宅メーカー9社(旭化成ホームズ(株)、住友林業(株)、積水化学工業(株)、積水ハウス(株)、大和ハウス工業(株)、トヨタホーム(株)、パナホーム(株)、ミサワホーム(株)、三井ホーム(株)および各社のグループ不動産会社の合計9社9グループ)は29日、ストック住宅流通の活性化をめざした「優良ストック住宅推進協議会」(会長:和田 勇氏・積水ハウス代表取締役会長兼CEO)の設立総会を開催し、活動の開始を発表した。

 同協議会は、これまで供給してきた各社の優良なストック住宅を、共通の考え方にもとづき査定し市場へ提供することで、優良なストック住宅流通の活性化と適切な市場形成をめざし、設立されたもの。

 参加会員共通の優良ストック住宅「SumStock」(ブランド名:スムストック)を定義し、これを満たすものについて構造耐力上重要な部分(スケルトン)と、内装・設備の部分(インフィル)を分けて査定する「優良ストック査定方式」を使用していく。
 スムストックとは、(1)50年以上の修繕計画があり、計画どおりの修繕を実施している住宅、かつ50年以上の長期点検制度があり、点検・補修を実施している住宅、かつ住宅履歴を保有している住宅、(2)査定時点を実施し、(1)に準じると評価できる住宅、売買後は50年以上の長期点検・補修を実施する住宅、のいずれかに該当する住宅。

 これらを実現するために、独自の「優良ストック住宅査定マニュアル」を策定し、会員内の住宅査定者向け教育研修カリキュラムを整備することで、協議会認定の査定士「スムストック住宅販売士」を育成していく。

 また、専用ホームページ(http://sumstock.jp)を開設し、会員各社の優良ストック住宅情報などを発信することで、普及促進に努めていく。

 会長の和田氏は会見で、「中古住宅の流通を促すようなシステムを考えようと、この協議会を立ち上げた。中古流通を促進することで、新築住宅も良質なものができ、内需も拡大し、住宅市場は活性化するはず。既存住宅を有効に活用し、古い住宅の良さを生かすような社会になるように、日本の中古流通を変えていきたい」などと述べた。

 なお、スムストックの流通は、年間1,000戸をめざしていく。


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