森ビル(株)は29日、(株)構造計画研究所と共同で超高層ビル用火災時避難シミュレーションを開発、特許出願を行なったと発表した。
これは、超高層ビルで火災が起きた際、避難者個々の特性を考慮した、より有効な避難計画の検討が可能なシミュレーションシステム。従来のものと違い、避難者の一人ひとりの行動特性を緻密にモデル化し、避難中の各個人がその場の状況に応じて行動する状態を逐次再現することができる。
ポイントとしては、評価結果要因を特定した改善施策の検討が可能、避難誘導の方法や避難時ルールの周知度による影響の予測等が可能、個人の特性(障害者、高齢者などの避難弱者等)を考慮した避難計画が可能、などとしている。
詳細については同社ホームページを参照のこと。