三井不動産グループは1日、「パークシティ柏の葉キャンパス」一番街(千葉県柏市)の約100世帯を対象に、今秋から2010年3月までの期間において、CO2排出状況のモニタリングを実施すると発表した。
柏の葉キャンパスでは、「環境・健康・創造・交流の街」のまちづくりをコンセプトに、公民学が連携し、さまざまな取組みを行なっている。同取組みは、環境省が推進するエコ・アクション・ポイント事業のモデル事業に選出されており、環境共生型の都市形成をめざす同エリアのまちづくりのコンセプトを具現化したもの。
モニタリングにあたっては、電気・ガスなどのエネルギー消費量やCO2排出量を表示し、省エネルギー行動を促進する家庭用ナビゲーションシステムを新たに開発。ガス・電気・水道の10分ごとの消費量が、家庭内に設置したモニターに表示される仕組みになっており、また専用サーバーにアクセスすれば、パソコン画面上で、各エネルギー消費状況、料金、CO2排出状況を確認することができる。
なお、モニタリング結果については、東京大学大学院新領域創成科学研究科の吉田研究室および千葉大学環境健康フィールド科学センターの大山准教授の協力のもと、さまざまな視点から分析を行なう、としている。