国土交通省は11日、平成20年6月分の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。
同月の建設工事受注高は4兆4,768億円(前年同月比▲11.7%)で、4ヵ月連続の減少となった。このうち、元請受注高は3兆496億円(同▲13.3%)で3ヵ月連続の減少。下請受注高は、1兆4,272億円(同▲8.3%)と先月の増加から再び減少となった。元請受注高のうち、公共機関からの受注高は9,028億円(同8.8%増)で先月の減少から再び増加。民間等からの受注高は2兆1,468億円(同▲20.1%)となった。
また、公共機関からの受注工事額(1件500万円以上の工事)は8,439億円(同7.1%増)。このうち、「国の機関」からは2,618億円(同13.5%増)と3ヵ月ぶりの増加。「地方の機関」からは5,821億円(同4.5%増)で、先月の減少から再び増加した。
民間等からの受注工事のうち、建築工事・建築設備工事(1件5億円以上の工事)の受注工事額は5,953億円(同▲32.0%)で、3ヵ月連続の減少。また、土木工事および機械装置等工事(1件500万円以上の工事)の受注工事額は2,989億円(同▲7.3%)となった。