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「IIF羽田空港メインテナンスセンター」取得で、経常益415.8%増/IIF08年6月期決算

 産業ファンド投資法人(IIF)は13日、2008年6月期決算を発表した。

 当期(08年1月1日~6月30日)の運用状況は、営業収益28億5,000万円(前期比253.6%増)、営業利益13億5,000万円(同253.2%増)、経常利益9億5,500万円(同415.8%増)、当期純利益9億5,400万円(同419.6%増)で、1口当たり分配金は1万2,071円であった。

 同投資法人は物流施設および工場・研究開発施設、インフラ施設を投資対象としており、08年2月29日にインフラ施設として「IIF羽田空港メインテナンスセンター」を411億1,000万円で取得。同期末時点の保有資産は物流施設8物件、インフラ施設2物件、取得価格合計で1,071億1,000万円。賃貸可能面積は約28万平方メートルで、平均稼働率は99.9%を維持している。

 なお、資金調達に関して、賃借人からの預かり敷金および保証金の活用により、資金調達コストを抑制。当期中には「IIF羽田空港メインテナンスセンター」取得のため、(株)三菱東京UFJ銀行をアレンジャーとする国内金融機関によるシンジケート団により、極度貸付枠を利用し、借入期間1年の無担保・無保証の400億円の借入れを実施した。

 次期は、公的セクターが所有しているインフラ施設の取得をめざすなど、営業収益32億6,800万円、営業利益15億4,000万円、経常利益8億7,300万円、当期純利益8億7,200万円、1口当たり分配金1万1,037円を見込む。


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