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63件の増額改定を実現し、純利益6.8%増、1口当たり分配金7,122円/JPR08年6月期決算

 日本プライムリアルティ投資法人(JPR)は18日、2008年6月期決算を発表した。

 当期(08年1月1日~6月30日)の運用状況は、営業収益108億3,000万円(前期比3.6%増)、営業利益52億8,000万円(同5.5%増)、経常利益44億5,200万円(同6.8%増)、当期純利益44億5,100万円(同6.8%増)で、1口当たり分配金は7,122円であった。

 当期においては、「新宿センタービル」(東京都新宿区)、「新宿三丁目イーストビル」(東京都新宿区、追加取得)を取得し、同期末の保有資産残高は50物件、取得価格ベースで2,751億円、総賃貸可能面積38万3,491平方メートル、テナント数は537、稼働率は97.5%になった。
 なお、東京都心部および周辺部を中心に、新規賃料水準との乖離を埋めるべく、賃料増額改定の申入れを継続的に実施し、15ビルにおいて63件の増額改定を実現した。
 また、資産価値およびテナント満足度向上をめざし、共用部のリニューアルを2物件で、空調改修工事を3物件で実施している。

 「南麻布ビル」や「有楽町駅前ビルディング」の取得のほか、開発案件の取得にも取り組んでおり、次期は、営業収益111億9,500万円、営業利益54億7,400万円、経常利益43億7,600万円、当期純利益43億7,500万円、1口当たり分配金7,000円を見込む。


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