(株)ノエルは19日、100%出資の子会社2社の設立と、同社事業の一部を吸収分割により当該子会社の一つに承継させることを併せて発表した。
今回新たに設立する子会社は(株)ノエルアセットコンサルティング(川崎市高津区、代表者:宮川恒雄氏)と(株)ノエルハウジング(川崎市高津区、代表者:古郡祐一氏)。アセットコンサルティング事業部門およびデベロップメント事業におけるエンドユーザー向け販売部門を別会社化することで、役割の明確化による業務の効率化および生産性に合致した事業推進体制の構築を図るもの。
ノエルアセットコンサルティングは、ノエルが手がけていた不動産管理事業、サブリース事業、賃貸仲介事業、売買仲介事業などを承継。ノエルハウジングは、ノエルのマンション・戸建分譲で培ったノウハウを生かし、外部からの販売業務受託推進によるフィー収益の拡大をめざしていく。
なお、別会社化により、ノエルは比較的高い生産性の見込めるデベロップメント事業および不動産投資開発事業の仕入れ、企画、開発および法人向け営業に特化する。
今後は、販売業務の生産性に応じた経費構造の構築により、事業収支の安定と拡大を図るとともに、エンドユーザー向けの販売業務に特化することにより人財能力開発を推進し、安定成長をめざす、としている。