積水化学工業（株）住宅カンパニーは、賃貸集合住宅「レトアデュエット」を9月9日より発売する。
同商品は、2007年7月に発売した「レトア07モデル」の基本性能を受け継ぎながら、重層テラスタイプとして開発したもの。なお、重層テラスタイプとは、玄関スペースを1階に集約化し、外廊下と外階段をなくした建物形式。
全27プラン（積雪タイプは20プラン）を用意し、間口対応バリエーションを充実させ、凹凸のある外観シルエットを可能とした。また、外廊下・外階段を不要としたことで、各地域の条例や建築協定への柔軟な対応を可能とし、さらにまち並みとの調和も図った。
また、専用バルコニーの開発などによりイニシャルコストを低減したほか、高耐久の外装材や内装防汚パネルなどを用意し、メンテナンスコストの低減も図っている。
さらに、高断熱構造躯体に加え、アルミサッシの2倍の断熱性能を持つ樹脂サッシを仕様に追加し、居住性能と省エネ性能の向上を図ったほか、1階から2階に向かう階段上空間に収納スペースを確保し、収納力を強化した。
販売価格は3.3平方メートル当たり43.5万円から。09年度の販売目標は300棟。