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「ゆとりある豊かな住生活を実現する国民推進会議」が発足

「国民一人ひとりが住まいを通じて豊かな住生活を実現できるよう活動していきたい」と話す発起人の(社)住宅生産団体連合会会長・和田 勇氏

 (社)日本経済団体連合会、(社)住宅生産団体連合会など5団体が中心となって設立した「ゆとりある豊かな住生活を実現する国民推進会議」が28日、本格的に活動を開始した。

 同推進会議は、「ゆとりある豊かな住生活実現のため、幅広く国民に訴える国民的運動を持続的に展開していく」ことを目的に、良質な住宅ストックと住環境・コミュニティの構築、住宅の資産価値を高め流通を促進する市場環境の整備、ライフスタイル・ライフステージの変化などさまざまなニーズに対応した多様な住まい方の実現と、そのための技術開発の促進や税制、金融等の制度やインフラの整備をめざす。発起人代表には、経団連名誉会長の奥田 碩氏が就任。ほか(社)住宅生産団体連合会会長・和田 勇氏をはじめ、大学教授、弁護士など13名が発起人に名を連ねる。また、住団連が事務局を務める。

 平成20年度は、推進会員と賛同会員を団体・企業・個人等広く募集していき、10月29日(水)に東京国際フォーラムで「国民推進会議 第1回大会」を開催する予定。大会には1,000人~1,500人が参加し、大会宣言を行ない、併せて基調講演やシンポジウムも開催する予定。また、ホームページを立ち上げ、ポスターやパンフレット等で情報提携を行なうなど、広報、普及促進活動も行なっていく。

 記者会見で、発起人の和田 勇氏は「日本経済を立て直すために、住宅政策が一番大きな重点項目となっている。国民推進運動を積極的に行なっていき、国民一人ひとりが住まいを通じて豊かな住生活を実現できるよう、幅広い活動を行なっていきたい」などと述べた。


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