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リノベーションマンションには「価格」より「オリジナリティ」を期待/ネクスト調査

 (株)ネクストは28日、「『リノベーションマンション』に対する意識調査」結果を発表した。

 同調査は、今後1年以内にマンション購入の意向を持つ首都圏・京阪神・愛知・福岡在住の25歳以上の男女対象に、2008年6月30日~7月3日の間、インターネット上で実施したもの。有効回答数は949人(首都圏385人、京阪神337人、愛知96人、福岡131人)。

 それによると、「リノベーション」という言葉の認知は84.1%あるものの、内容についてまで理解をしている人は43.1%と半数以下にとどまった。理解していると回答した層に「リノベーション」の定義について自由回答で答えてもらったところ、「最新の設備やオシャレな家具などを設置して、内装が新築に劣らないようリフォームされていること」など付加価値をつけることに、意義を見出している回答が散見された。

 また、「リノベーションマンションに期待できると思うこと」については、「オリジナリティのある住まいに住むことができる」(61.3%)が最も多く、続いて「資産価値の向上」(52.7%)、「自分の好みやライフスタイルに完全に合わせた住まいに住むことができる」(52.5%)となっており、「費用を節約できる」(24.9%)といった価格面の魅力よりも、ライフスタイルに合わせた暮らしができるということに興味・関心があることがわかった。

 リノベーションマンションに対する懸念点については、「予算感が掴めない」(58.7%)、「リノベーション会社の評判や評価が分からない」(55.0%)、「通常のリフォームより高額になりそうな気がする」(54.0%)といった回答が上位を占めた。

 なお、同調査の詳細は同ホームページを参照のこと。
 


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