三井不動産(株）は28日、宮城県仙台市において開発推進中の商業施設「ララガーデン長町」を29日に着工すると発表した。
同施設は、2003年4月開業の「トレアージュ白旗」（神奈川県藤沢市）、04年3月開業・05年10月増床の「LALAガーデンつくば」（茨城県つくば市）、04年4月開業の「LaLaテラス南千住」（東京都荒川区）、07年11月開業の「ララガーデン春日部」（埼玉県春日部市）、08年秋にグランドオープンを予定している「ララガーデン川口」（埼玉県川口市）に次ぐ同社のライススタイルパークシリーズ第6弾で、東北地方では初出店となる。
仙台市太白区長町7丁目401番19。地上6階(鉄骨造）地下2階（RC造）で、敷地面積は1万3,737.12平方メートル、延床面積4万2,198.79平方メートル、店舗面積は約1万9,000平方メートルで、店舗数は約90店。仙台市による「子育てふれあいプラザ」などの公益施設も設置予定で、「家庭で憩うデイリーコミュニティモール」を開発コンセプトとしている。
仙台市営地下鉄「長町南」駅に直結し、駅前のバスターミナルにも近く、交通アクセスも充実。隣接する「ザ・モール仙台長町」とは、2・3階フロアでブリッジにより接続予定で、店舗機能を補完し合うことで、長町エリアの商業機能を一層充実させるとしている。
店舗面積は、両施設合計で約6万3,000平方メートルになり、仙台市内最大の商業施設となる。
駐車場は約640台を確保し、「ザ・モール仙台長町」駐車場と合わせると、合計約3,000台分となる。また、自宅から自家用車で最寄りの駅またはバス停まで行き、車を駐車した後、バスや電車などによる公共交通機関を利用して目的値に向かうシステム「パーク・アンド・ライド」を実施する予定で、中心市街地の渋滞の緩和や、自動車による二酸化炭素の排出量の抑制に寄与するとしている。
テナント構成は、日常利便性の高いテナントを集積した物販ゾーンと、メインターゲットであるヤングファミリー向けのファッション集積ゾーンに加え、キッズ・ベビー向けのテナントを充実させ、会員制のスポーツクラブやクリニックモールや飲食店を誘致するなどして、特徴ある機能を提供していく。
竣工、オープンは2009年秋を予定。