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不動産透明度インデックス、日本は「中高」/JLL

 ジョーンズ ラング ラサール(株)(JLL)は2日、ラサール インベストメント マネージメント社と共同で「不動産透明度インデックス」の2008年度の調査結果を発表した。

 調査対象は、世界6大陸の82市場。調査対象国、地域を投資パフォーマンスの測定、マーケットの基礎的データ、上場ビークル、規制と法制度、取引プロセスといった不動産に関する5つの主要な属性を評価し、1から5までの5段階でランク付けしている。透明度の高い方が1、低い方が5。

 今回調査では、06年に行なわれた前回調査と比べ、8ヵ国の透明度ランクが1段階昇格。なお、過去2年間で透明度が最も改善した国は、ドバイで、続いてルーマニア、ウクライナ、ロシアの順となっている。

 透明度が最も高い国は、1位がカナダ、2位がオーストラリア、3位が米国となっている。

 また、今回は未開拓市場の多くが初めて調査対象となり、ベラルーシ、スーダン、アルジェリア、カンボジア、シリアの透明度が「低」となった。バーレーン、ブルガリア、エストニア、ラトビア、クロアチア、アブダビ、リトアニアの透明度「中」、オマーン、カタール、モロッコ、クウェート、パキスタン、カザフスタンの透明度は「中低」であった。

 アジア・パシフィックで最も透明度が改善されたのは、インド、中国、ベトナムで、透明度レベル「高」となったのは、オーストラリア、ニュージーランドで、日本の透明度レベルは「中高」にとどまった。


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