野村不動産(株)は5日、「日本橋室町野村ビル」(東京都中央区)の新築工事に着手したと発表した。
「日本橋室町野村ビル」は、東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅徒歩1分に位置。敷地面積2,744.31平方メートル、延床面積4万6,397.28平方メートル。鉄骨鉄筋コンクリート造地上21階地下5階、塔屋2階を予定している。
同物件の位置する日本橋室町は、周辺の4つの街区と合わせ、都市再生特別地区日本橋室町東地区として2007年に都市計画が決定されている地域。「賑わいの拠点」「通りの景観形成」などを開発コンセプトに、中央通り東側において5つの街区を一体に整備する。
ビルはオフィスゾーン、商業ゾーン、サービスゾーンで構成。地下1階~4階の商業ゾーンには、リテイルショップゾーンやダイニングゾーンを展開。また、5、6階には最新設備を備えたカンファレンスフロアを設置、ケータリングシステムも充実させ、会議やセミナーだけでなく、パーティなどにも利用可能とした。
地下1階には3層吹き抜け空間となる地下広場を設置し、東京メトロ銀座線、半蔵門線「三越前」駅と直結させる。さらに、地下歩道を介して日本橋三越本店や日本橋三井タワーへも接続させる。
10階から21階に位置するオフィスフロアは、ワンフロア約1,277.1平方メートル、総貸室面積約1万4,858.5平方メートル。なお、全オフィスフロアとサービスフロアの一部は、新生銀行が新本社として入居する。
竣工は2010年9月の予定。