(株)不動産経済研究所は9日、「全国住宅・マンション供給調査ー2009年版」をまとめ、発表した。(株)市場経済研究所と共同で実施している住宅供給量調査で、今回で9回目。住宅系374社、マンション系153社の合計527社から回答を得た。
08年度のマンションを除いた住宅供給計画は30万4,710戸で、前回調査より4.7%増加した。供給計画戸数トップは、レオパレス21の6万7,250戸(前回調査比11.0%増)。2位が積水ハウス5万6,410戸(同2.4%増)、3位が大和ハウス工業4万250戸(同1.2%増)と続いた。上位10社のシェアは79.7%。うち、8社が増加計画となった。
一方、マンションの供給計画は、10万3,889戸(同2.0%増)。供給計画トップは三井不動産レジデンシャルの5,400戸(同2.9%増)で、以下、大京5,300戸(同▲3.9%)、穴吹工務店4,800戸(同6.6%増)と続く。上位10社のシェアは39.4%だが、マンション氷河期を反映し、供給予定戸数の差異が目立った。
なお、07年度の住宅(マンション除く)供給実績は、29万915戸(同▲2.8%)で、上位10社のシェアは80.2%(同0.9%増)。07年度のマンション供給実績は、10万1,812戸(同▲8.1%)、上位10社のシェアは39.5%(同▲2.1%)となった。