(財)東日本不動産流通機構は10日、東日本レインズにおける8月の市況動向を発表した。
同月の首都圏中古マンション成約件数は1,837件(前年同月比0.6%増)と、伸び率は低いものの4ヵ月連続で前年同月を上回った。都県別では、東京都849件(同4.4%増)、埼玉県222件(同▲10.4%)、千葉県254件(同▲11.5%)、神奈川県512件(同7.3%増)と、東京・神奈川が前年を上回る一方で、埼玉・千葉は2ケタ減となった。
成約単価は、1平方メートル平均で39万3,500円(同0.8%増)。前年比ではプラスだが、前月比では4カ月連続の下落。都県別では、東京都52万6,700円(同▲1.8%)、埼玉県23万1,500円(同▲4.7%)、千葉県22万2,900円(同▲2.7%)、神奈川県35万4,000円(同0.5%増)と、神奈川を除いて下落した。また、首都圏の成約平均価格は2,571万円(同3.9%増)。成約平均専有面積は、65.35平方メートル(同3.0%増)だった。
一方、首都圏戸建の成約件数は698件(同5.7%増)と、2ヵ月ぶりの増加。成約平均価格は3,386万円(同▲6.2%)となった。