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アジア上場不動産協会、日本支部が設立。「国際間取引増大化に向けた業務促進を」

アジア上場不動産協会CEOのピーター・ミッチェル氏

 アジア上場不動産協会(APREA)日本支部がこのほど開設、9日、報道陣に向け会見が行なわれた。

 APREAは、アジア太平洋地区(オーストラリア、中国、香港、中東、シンガポール、日本など)における不動産証券化業務の促進を図ることを目的に2005年7月に設立された非営利団体で、2008年6月時点の会員数は130社。主に、調査研究や教育研修、専門プロジェクトなどを通じた会員間の情報交流やネットワーク強化を図っている。

 この度、日本の不動産マーケットが拡大していることや、アジアにおける国際間不動産取引の増大などを受け、香港支部、シンガポール支部に続いて、日本支部を設立したもの。

 同協会CEOのピーター・ミッチェルは会見の席で、同協会概要等について説明したほか、2000年以来急速に数を増やしているJREITに代表されるように、同協会における日本での活動は重要であると強調。
 また、日本支部運営委員である三菱商事UBSリアリティー(株)代表取締役社長の廣本裕一氏は、「日本はアジア太平洋地域において、重要なマーケットだが、東京だけが市場ではない。今後、日本企業がアジア太平洋地域において不動産証券化業務を行なう際の手助けとなるような事業運営を行なっていきたい」と抱負を述べた。

 なお、日本支部運営メンバーは、前出・廣本氏のほか、クリード・リート・アドバイザーズ(株)、(株)玄海キャピタルマネジメント、(株)プロロジス、モルガン・スタンレー証券(株)。
 当面は日本における事業運営を練るとともに、会員数拡大に向け、PR活動等を行なっていく方針。

 なお、詳細は同協会日本支部(電話:03-3563-1788)まで。
 
 


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