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08年上半期の首都圏新築戸建成約価格、5期ぶりの下落/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は12日、同社ネットワークにおける、2008年上半期(1~6月)の首都圏新築戸建市場動向を発表した。

 当期の新築戸建成約数は1万2,455件で、前年同期比17.0%増と2期連続で増加した。地域別では、東京23区が1,590件(前年同期比15.3%増)、東京都下2,497件(同16.0%増)、横浜・川崎市1,726件(同24.4%増)、神奈川県下1,717件(同22.1%増)、埼玉県3,330件(同11.2%増)、千葉県1,595件(同20.6%増)と、全エリアで2ケタ増となった。

 成約価格は3,663万円(同▲0.3%)となり、前年同期比で5期ぶりに下落した。地域別では、東京23区が5,434万円(同2.2%増)、東京都下3,860万円(同▲2.4%)、横浜・川崎市4,463万円(同2.6%増)、神奈川県下3,247万円(同▲0.3%)、埼玉県2,922万円(同▲2.3%)、千葉県2,789万円(同▲3.1%)と、郊外部の成約価格が弱含みとみてとれる。

 一方、平均成約面積は敷地面積117.77平方メートル(同▲1.3%)、建物面積95.79平方メートル(同▲0.6%)と、敷地・建物ともに縮小。また、成約物件における駅からの所要時間をみると、「20分超・バス便」のシェアが34.1%(同2.6ポイント増)まで拡大。なかでも東京23区は、徒歩10分以内のシェアが42.9%(同▲4.3ポイント)と大幅にダウン。駅近物件の減少が目立つ結果となった。


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