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「ARES不動産投資国際フォーラム」が開催/ARES

挨拶する同協会理事長の岩沙弘道氏
REESAセッションの様子

 (社)不動産証券化協会は11日と12日、「東京ミッドタウン ホール&カンファレンス」(東京都港区)にて、「ARES不動産投資国際フォーラム」を開催。1,200名以上が参加した。

 同フォーラムは国内外の機関投資家に、世界の金融・資本市場および日本をはじめとしたアジアの不動産投資市場について、最新の情報を提供することが目的。
 全米リート協会(NAREIT)、アジア上場不動産協会 (APREA) 、ヨーロッパ上場不動産投資協会(EPRA) 、豪州不動産投資協会(PCA)、カナダ不動産投資協会(REALpac) などの業界団体で組織される国際組織「REESA」のメンバーによるセッションのほか、金融に関する基調講演、年金セッション等々が行なわれた。

 なお、開会にあたり、同協会理事長の岩沙弘道氏((株)三井不動産代表取締役社長)は、「2000年にJREITが上場されてより、プライベートファンドを含め、8年間で20兆円市場まで拡大、証券化を通じて、都市再生や地域活性化が図られた。現在、不動産証券化市場におけるクロスボーダー取引は増大しており、成長率の高いアジアを中心に投資家の期待が高まるなか、日本のファンダメンタルズは大変堅調な状態にあり、年金基金やソブリン・ウェルス・ ファンドからの資金投入が増加している。今後、さらに公正・透明な市場の発展のため、情報公開のさらなる推進や倫理感の高い市場関係者を育てるほか、投資家ニーズに応える制度改正などを要望していきたい。なお、当フォーラム開催が数年来の願いだった。ぜひ人的ネットワークを築いてください」と挨拶した。

 


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