野村不動産オフィスファンド投資法人(NOF)は22日、「野村不動産渋谷道玄坂ビル」(東京都渋谷区)ならびに「野村不動産西梅田ビル」(大阪市北区)を取得したと発表した。
取得価格はそれぞれ76億6,000万円、56億6,000万円。取得先は、野村不動産(株)。取得予定日は、9月26日。
「野村不動産渋谷道玄坂ビル」は、JR山手線・埼京線、東京メトロ銀座線・半蔵門線、東急東横線・田園都市線「渋谷」駅徒歩5分、京王井の頭線「渋谷」駅徒歩3分に立地。鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋コンクリート造陸屋根地下2階付き地上9階建ての店舗・オフィスビルで、1999年に竣工。敷地面積566.22平方メートル、延床面積4,463.86平方メートル。現在のテナント総数は6。
各線の乗り入れに加え、2008年6月に開通した東京メトロ副都心線が、12年に東急東横線との相互乗り入れをする予定もあり、交通利便性がさらに向上し集客力の期待できるエリアであること、また、同ビルの基準階の天井高が2,600mm、OAフロア、個別空調など高い設備スペックを有しており、立地条件の優位性を生かし、事務所や来館型テナントなどの幅広いテナントニーズに中長期的にわたり安定的に応えることが期待できることから、取得に至った。
また、「野村不動産西梅田ビル」は、JR「大阪」駅徒歩4分、JR「北新地」駅・大阪市営地下鉄四つ橋線「西梅田」駅徒歩1分に立地する鉄骨・鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地下2階付12階建てのオフィスビルで、93年竣工。敷地面積818.39平方メートル、延床面積8,036.71平方メートル。現在のテナント総数は11。
大阪市における代表的な業務・商業集積地で、梅田北ヤード再開発計画などが予定されている梅田エリアに位置する優れた立地条件を有するオフィスビルであること、高い設備スペックを有しており、安定的にテナントニーズに応えることができると判断、今回の取得に至っている。
今回の2物件の取得により、同投資法人のポートフォリオは46物件、取得価格の合計は3,622億4,800万円となる。