不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

東京5区大型ビルの空室率、6ヵ月連続の上昇/ビルディング企画調査

 ビルディング企画(株)は25日、2008年8月度の東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィスビル市況に関する調査結果を発表した。8月1日~31日までにテナント募集を行なった8,254棟のオフィスビルを対象に行なったもの。

 これによると東京5区大型ビルの平均空室率は3.41%(前月比0.17ポイントアップ)となり、6ヵ月連続の上昇となった。

 エリア別では、千代田区2.40%(同0.11ポイントアップ)、中央区1.56%(同0.10ポイントアップ)、港区4.64%(同▲0.12ポイント)、新宿区4.34%(同0.79ポイントアップ)、渋谷区4.12%(同▲0.02ポイント)となった。同社では、現在の賃料相場は、振興不動産や投資銀行の破綻などのよる一時的な上昇局面であるとし、今後も賃料水準が高止まりするとは考えにくく、平均空室の長期化とともに大多数の物件において今後6ヵ月以内の値崩れを予想している。

 また、平均募集賃料は、坪当たり3万2,099円(同762円増)となった。


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら