特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)は2日、社会教育への新たな取組みと、「FPの日」に開催するセミナーや相談会等イベントの08年度の概要について発表した。
日本FP協会では、国民にファイナンシャル・プランニング(FP)の重要性を伝えるとともに、生活者が暮らしとお金に関する悩みや不安を解決する一助になるよう、さまざまな社会教育活動を展開している。
子供たちに向けては、小学生にライフプランの重要性を理解してもらおうと、学研まんがでよくわかるシリーズ「夢をかなえるひみつ」の発行に協力。また、同協会支部では、無料のセミナーや相談会の開催をはじめ、お小遣いゲームや親子で楽しむマネー教室などを展開し、金融経済教育の充実を図っている。
一方、20歳代以上の生活者に向けては、同協会各支部が開催する「FPフォーラム」で、暮らしとお金に関するセミナーや相談会など、無料で参加できるイベントを展開している。
2008年4月からは、新体制として、従来の広報部・社会教育推進室から発展的に独立させて社会教育部を設置し、従来以上に社会教育への取組み強化を図っていく。
また、11月1日の「FPの日」を記念して、FPによる暮らしとお金についてのセミナーや相談会などのイベントを、およそ1ヵ月にわたり全国すべての都道府県で開催する。
今回で5回目となる同イベントでは、地域の生活者を対象に、資産運用や住宅ローン、保険の見直し、老後の生活設計など日常生活に役立つお金についてのセミナーや個別の無料相談会を行なう(開催日・会場等の詳細はホームページ参照)。
同協会理事長・加藤 寛氏は、記者会見で「日本経済はFPを普及させて、世界に役立つ個人資産を形成していかなければならない。今後も質の高いファイナンシャル・プランナーの育成を通じて、社会全体の利益の増進に寄与していきたい」などと述べた。