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三菱地所と鹿島建設、関西圏初のマンション建替え事業に着手

現在の「新千里北町第三団地住宅」
07年12月に作成された、建替え後の完成予想イメージ

 三菱地所(株)と鹿島建設(株)はこのほど、「新千里北町第三団地住宅」(大阪府豊中市)の建替え事業において、両社を事業協力者とする一括建替え決議が成立、事業の推進を決定したと発表した。両社とも、関西圏でのマンション建替え事業への参画は初。

 同住宅は、北大阪急行「千里中央」駅徒歩6分の駅前商業ゾーンに隣接する、敷地面積1万9,624.64平方メートル、鉄筋コンクリート造10棟からなる総戸数162戸の団地。竣工は1967年。
 管理組合は、建物の老朽化、入居者の高齢化等の諸問題に対し、団地再生に向け検討を重ねてきた。2007年12月に両社が建替え計画の事業協力者に選定され、9月28日に開催された団地臨時総会において、団地全体の93%(区分所有者ベース)を超える賛同を得て、一括建替え決議の可決成立に至った。

 建替え計画は、「千里ニュータウン地区環境保全に関する基本指針」に基づき、容積率を150%以下、建ぺい率を50%以下、建物高さを40m(地上12階建て)以下に抑える。免震構造を採用し、南棟・中央棟・北棟の3棟構成で、総戸数365戸を計画している。

 今後は、2009年4月に既存建物解体工事着手、10年3月に本体工事着工、11年9月に竣工引渡しの予定。


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