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オリジナル工法の実大モデルで地震波振動実験を実施/クレバリーホーム

 住宅フランチャイズチェーンのクレバリーホーム(千葉県君津市、代表取締役:松田芳彦氏)はこのほど、同社オリジナルの工法『S&Cシステムハイブリッド工法・SPGモノコック構造』の実物大モデルを使った地震波振動実験で、阪神・淡路大震災の2倍を超えるレベル地震波(1,791gal)を受け止める耐震性能を実証したと発表した。

 同工法は、在来工法とツーバイフォー工法の優れた点を融合させた同社オリジナルの工法。在来工法の約3倍の接合強度を保ちながらも、柱や梁など構造部材の断面欠損を最小限に抑えるオリジナル金物を採用。また、主要なグリッドごとに通し柱を配した構造により、一般の住宅に比べ最大4倍もの通し柱を持ち、地震時などの外部からの横力に対し建物の変形を抑える。

 (独)土木研究所で実施した振動実験では、阪神・淡路大震災で観測された地震波と同じ振動実験を2回、その後、同地震波の150%加振を2回、さらに200%の加振を2回の合計6回の振動実験を行なった。この結果、倒壊はもちろん、建物はほとんど変形せず、構造躯体の損傷は全く見られなかった。また、外壁タイルについても剥離・損傷が一切見られなかったという。


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