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鉄骨系企画型住宅「クレスカーサ」発売へ/積水化学工業

「クレスカーサ」外観。ユニット工法の特徴を生かした横連続開口の「ホライゾンウィンドウ」がポイント
説明会で「環境・快適・安心を重視しつつ、高性能で値ごろ感のある住宅を提供し続けていきたい」と語る高下氏

 積水化学工業(株)は9日、鉄骨系の企画型住宅「クレスカーサ」を25日より全国発売するにあたり、プレス向け説明会を行なった。

 「クレスカーサ」は、耐震性能・省エネ性能・快適性能などの基本性能を強化し、暮らしや時代の変化に対応する可変性に優れた商品。
 品確法の最高耐震・耐風等級の「3・3・2」を標準とし、次世代省エネ基準のC値(相当隙間面積)、Q値(熱損失係数)は、鉄骨系住宅メーカー最高水準の高気密・高断熱を実現した。
 内部空間は、オープンプランに可動間仕切り、可動建具などを採用。これにより、将来の内部空間の可変性が大幅にアップする。

 また、ユニットの限定(4種類)、外観シルエットの限定などにより、生産・設計・施工の全工程で効率化を行ない、イニシャルコストを削減。さらに、メンテナンスコストや光熱費など、建てた後にかかるランニングコストを極力抑え、LCC(ライフサイクルコスト)の削減も実現する。

 同社は、中部・中四国・九州の販売会社で1年間にわたるテストマーケティングを実施。顧客年齢層が若年化している結果を受け、団塊ジュニア、ジュニアネクスト世代をターゲットに、コストパフォーマンスの高い住宅をめざしたもの。

 説明会で、同社取締役常務執行役員住宅カンパニープレジデントの高下貞二氏は「厳しい市況において勝ち残るためには、コストパフォーマンスの高い商品の開発が不可欠。高性能+値ごろ感のある住宅の品揃えを推進し、シェアアップを図っていきたい」と語った。

 価格は、3.3平方メートル当たり47万円台から(標準プラン136平方メートル)。2009年度は600棟の販売をめざす。


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