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特損25億円を計上し、最終赤字に/ウエストHD08年8月期決算

 (株)ウエストホールディングスは10日、2008年8月期決算を発表した。

 当期(07年9月1日~08年8月31日)の連結経営成績は、売上高273億7,500万円(前年同期比6.7%増)、営業利益5億4,700万円(同▲42.5%)、経常利益1億9,600万円(同▲75.9%)、当期純損失21億4,000万円。

 セグメント別にみると、住宅リフォーム事業では、環境をテーマとした(株)サンテックの太陽光発電システム、オール電化リフォームが順調に推移し、売上高112億9,000万円(前期比63.5%増)、営業利益11億800万円(同20.8%増)を計上した。
 戸建住宅事業では、当期に子会社化した(株)明野住宅が売上げに寄与し、売上高34億6,700万円(同57.0%増)、営業利益4,600万円(前年同期の営業損失8,800万円)となった。
 土地・建物開発事業では、同社子会社の(株)ディベックスの株式をすべて売却したほか、(株)骨太住宅についても不動産事業から完全撤退した結果、売上高107億4,500万円(前期比▲24.1%)、営業利益2億4,200万円(同▲72.7%)となった。

 なお、売却した子会社ディベックスを含むたな卸資産評価損7億5,300万円、貸倒引当金繰入額5億6,200万円、のれんの一括償却および減損損失合計9億7,200万円など、合計25億4,900万円の特別損失を計上したことにより、最終赤字となった。

 なお次期は、売上高203億5,900万円、営業利益11億7,400万円、経常利益10億1,700万円、当期純利益8億400万円を見込んでいる。


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