住友林業(株)はこのほど、木造住宅に関するイメージアンケート調査結果を発表した。
同調査は、(社)日本木造住宅産業協会が定めた「木造住宅の日」(10月18日)にちなんで実施されたもの。
全国の20歳以上の男女1,030人に対し、10月3日~4日の間、インターネットで調査した。
国産と外国産の木材に対するイメージについては、国産材は「木目が美しい」「香りがよい」「親しみが持てる」「品質が安定している」などの良好なイメージが35~59%と高かったのに対し、外国産材は2.3~7.2%にとどまった。
価格については、「手ごろ」との回答は国産材では3.6%だが、外国産材では69.5%となった。
また、自然環境保護という観点から、国産材の活用は「役立っている」「日本の環境を破壊している」と相反するイメージがそれぞれ12.3%、8.9%であるのに対し、外国産材の活用は2.0%、25.9%とネガティブなイメージをもたれていることが明らかになった。
木造住宅に対するイメージについては、「日本の風土に合っていて、住みやすい」「温かみ、温もりを感じる」「落ち着く、癒される」など良好なイメージを6割の人が持っていることがわかった。
一方で、「耐震性について心配」「耐火性について心配」とする人が41.9~52.7%を占めたことから、同社では木造住宅の構造は弱いという過去のイメージを払拭すべく、正しい情報の周知と向上を図りたいとしている。