三井不動産販売(株)は23日、首都圏の住宅地・既存マンションの価格動向を四半期ごとに定点観測する「第46回リハウス・プライスリサーチ」(2008年10月1日時点)を発表。併わせて、住み替えを検討中の顧客や不動産価格動向に興味のある人々に気軽に利用してもらうため、「リハウス・プライスリサーチWeb版」(http://www.rehouse.co.jp/price_research/)を同社ホームページで公開した。
08年7~9月の四半期変動率は、住宅地価格が▲2.6%(前回調査▲2.0%)、既存マンション価格が▲1.4%(同▲0.9%)と、ともに前期に続き下落傾向。また、07年10月~08年9月の年間変動率も、住宅地が▲7.8%、既存マンションが▲2.3%と、ともに下落した。
地域別の価格変動率をみると、住宅地は東京23区が▲4.4%(同▲3.5%)、東京市部▲2.0%(同▲2.8%)、千葉県▲0.3%(同▲1.0%)、埼玉県▲2.4%(同▲1.4%)、横浜市・川崎市▲1.5%(同▲0.9%)、神奈川県・その他の市▲4.3%(同▲0.9%)。
既存マンションは、東京23区▲2.0%(同▲1.5%)、東京市部▲0.7%(同▲0.9%)、千葉県▲1.8%(同▲1.6%)、埼玉県▲0.5%(同▲0.6%)、横浜市・川崎市▲1.4%(同▲0.5%)、神奈川県・その他の市▲0.6%(同+1.7%)。
同社では、エリアによってばらつきはあるものの、住宅地、既存マンションともにしばらくは価格調整が続くものと予想している。
なお、Web版では、調査ポイントやエリアごとの価格トレンドを地図上に表示。地図は25km、10km、5km、2.5km、1km、500mの6段階から選ぶことができ、相場アイコンにカーソルを合わせると調査ポイントの住所が表示される。さらに「詳細」をクリックすると、調査ポイントごとの詳細データが表示される。