不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

住宅事業の営業利益76%の減/野村不HD09年3月期第2四半期決算

 野村不動産ホールディングス(株)は30日、2009年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(08年4月1日~9月30日)の連結売上高は1,505億100万円(前年同期比▲19.4%)、営業利益187億4,600万円(同▲48.5%)、経常利益144億2,700万円(同▲55.3%)、当期純利益89億1,000万円(同▲52.8%)の減収減益に。

 主力の住宅事業は、市場環境の悪化もあり、住宅分譲の売上計上戸数849戸(同▲42.1%)、同売上高438億2,900万円(同▲36.8%)と大幅減。期末在庫も186戸(前年同期:5戸)と膨らんだ。部門全体の売上高は656億9,600万円(前年同期比▲29.8%)、営業利益19億7,400万円(同▲76.0%)となった。

 ビル事業は、空室率が2.0%と前期末比0.2ポイント改善。プロパティマネジメント業務、ビルマネジメント業務も伸長したことで、売上高359億5,200万円(同27.8%増)、営業利益76億9,800万円(同44.6%増)となった。

 仲介・販売住宅事業は、不動産ファンド、不動産業者関連の売買低迷により、取引件数の減少や取扱高の低下傾向が発生。商品不動産販売部門の伸長により売上高は200億9,100万円(同55.4%増)となったが、営業利益は21億6,700万円(同▲8.3%)となった。

 なお、通期については連結売上高4,800億円、営業利益670億円、経常利益560億円、当期純利益320億円を見込んでいる。

 


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら