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分譲事業が赤字に、連結営業利益40%減/東京建物08年12月期第3四半期決算

 東京建物(株)は30日、2008年12月期第3四半期決算を発表した。

 当期(08年1月1日~9月30日)の連結売上高は1,282億9,400万円(前年同期比▲8.1%)、営業利益198億800万円(同▲40.9%)、経常利益143億7,500万円(同▲50.6%)。SPCを活用したマンション事業の収支悪化に伴う評価損を特別損失計上したため、当期純利益は83億3,000万円(同▲45.6%)となった。

 賃貸事業は、新規ビルの稼働や賃料水準の上昇があったものの、SPC関連収益の減少により、営業収益416億2,000万円(同9.0%増)、営業利益195億2,100万円(同0.4%増)にとどまった。
 分譲事業は、マンション平均販売価格の低下、販売期間の長期化によりマンション売上計上戸数1,100戸(同▲6.9%)、事業全体の営業収益は515億8,900万円(同▲13.8%)、営業損失1,300万円(前年同期:営業利益53億700万円)となった。

 なお、通期では連結売上高2,200億円、営業利益315億円、経常利益235億円、当期純利益140億円を見込んでいる。


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