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7~9月のJREIT、物件取得時のキャップレート3期連続で低下/東急不動産調査

 東急不動産(株)は13日、「TOREIT四半期報告2008年10月」を発表した。上場JREIT全投資法人の個別物件情報を、四半期ごとに調査・分析しているもの。

 08年9月30日時点のJREIT資産規模は、物件数1,843件(前期:1,826件)、資産総額(取得金額ベース)7兆5,901億円(同:7兆4,010億円)、鑑定評価額ベースの資産総額8兆5,996億円(同:8兆2,788億円)となった。08年7~9月に取得された物件は30件・2,316億円(同:48件・2,109億円)と前期比でやや減少したが、売却は13件・591億円(同:14件、365億円)と、取得が売却を上回っていることから資産規模は拡大している。

 また、取得時の鑑定キャップレートは、都心5区におけるオフィスの取得時キャップレート低下を反映し、4.7%(同:4.8%)と3期連続の低下。一方、運用時利回り(NOI利回り)は、5.2%(同:5.2%)と、横ばいで推移した。


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