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不動産販売事業、市況低迷により売上高52.3%減/ニチモ08年9月期決算

 ニチモ(株)は14日、2008年9月期決算を発表した。

 当期(07年10月1日~08年9月30日)は、連結売上高353億8,700万円(前年同期比▲46.8%)、営業利益▲80億4,100万円 、経常利益▲89億5,100万円、当期純利益▲102億5,600万円。

 主力の不動産販売事業では、ファミリーマンション事業において、効率的な販売経費の費消や販売部門の人員増強などの販売努力を続けてきたが、市場低迷の影響を受け販売契約が計画どおりに進捗しなかったこと、また、シングル層向けマンション事業でも収益が予想を下回ったことにより、売上高290億7,800万円(同▲52.3%)、営業損益69億7,000万円となった。
 一方、請負工事事業は、積極的な営業活動により、売上高33億1,900万円(同14.1%増)、営業利益3億600万円(同54.6%増)を計上。その他事業は、建物管理事業において管理戸数が大幅に増加し、売上高31億4,600万円(同12.8%増)、営業利益3億1,800万円(同9.9%増)となった。
 また、「棚卸資産の評価に関する会計基準」の早期適用を行ない、46億3,700万円の評価損を売上原価に計上している。

 次期は、連結売上高740億円、営業利益21億5,000円、経常利益7億5,000万円、当期純利益6億5,000万円を見込んでいる。


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