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明海大と共同でクレームの未然防止策等を検証/日管協

研究会の模様

 (財)日本賃貸住宅管理協会はこのほど、明海大学不動産学部と共同で「賃貸住宅管理のあり方研究会」を開催した。

 2回目となる今回は、賃貸住宅で発生するクレームの実例研究と、その発生要因のメカニズム解明をテーマとした。同協会に寄せられた年間300件を超えるユーザー・オーナーからの相談を、入居前から退去時まで時系列中心に13種類に分類。その発生要因と対策について協議した。

 今回は、とくに仲介・入居前のクレームの発生要因に着目した結果、入居前に、入居者に対して共同生活のルールなどが十分に伝わっていないこと、住宅のハード面だけでなく、住生活のあり方(ソフト面)についてもっと積極的に説明・提案をしていくことの必要性が指摘され、「入居者目線を取り入れた入居者啓蒙がクレームの未然防止策として有効」との結論に達した。


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