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特別損失92億2,500万円を計上、最終赤字に/アパマンショップHD08年9月期決算

 (株)アパマンショップホールディングスは5日、2008年9月期決算を発表した。

 当期(07年10月1日~08年9月30日)の連結売上高は592億1,800万円(前期比▲7.9%)、営業利益は4億5,800万円(同▲92.4%)、経常利益は4億2,100万円(同▲93.8%)、当期純損失は70億3,300万円(前期純利益:13億5,300万円)。

 不動産や株式市況の悪化を受け、販売用不動産等評価損、のれん償却・固定資産評価損などの減損損失、投資有価証券評価損、投資有価証券売却損を計上。総額92億2,500万円の特別損失が発生し、最終赤字となった。

 主力の斡旋事業は、賃貸斡旋加盟契約店舗数が直営店を含む935店舗(前期比▲24店舗)になり、売上高は78億3,700万円(同1.3%増)、営業損失は7億9,400万円(同▲63.5%)となった。
 プロパティ・マネジメント事業は、期末管理戸数が7万3,900戸(同2万8,424戸増)になり、売上高は253億300万円(同55.1%増)を計上。しかしながら、適正な販管費となるまでに時間を要したため、当四半期のみでは営業利益400万円であるものの、営業損失1億5,500万円(前期営業利益:3億5,100万円)の計上となった。
 プリンシパル・インベストメント事業は、転売収入を目的とするバリューアップ業務が市況の影響を受け、売上高は164億3,200万円(前期比▲32.4%)、営業利益は27億1,200万円(同▲69.7%)となった。

 次期については、連結売上高805億円(同35.9%増)、営業利益20億円(同336.4%増)、経常利益20億円(同374.7%増)、当期純利益10億円を見込んでいる。


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