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減収も経常利益は過去最高に/日本土地建物08年10月期決算

 日本土地建物(株)は8日、2008年10月期(第67期)決算を発表した。

 当期(07年11月1日~08年10月31日)の単体営業収益は344億3,000万円(前期比▲34.4%)、経常利益は111億3,000万円(同40.5%増)、当期純利益は37億400万円(同6.0%増)。

 主力の「土地建物賃貸事業」は、当期竣工および前期竣工・取得ビルの通期稼働と賃料引上げによる増収効果があったものの、既存ビルの売却による減収もあったため、251億1,200万円(同▲2.2%)となった。
 「不動産販売事業」では、ファンド向け物件売却が大幅に減少したため、78億8,600万円(同▲67.9%)と減収。
 「その他事業」は、CRE関連ビジネスや不動産証券化に係る各種マネジメントフィー収入により、14億3,200万円(同▲36.5%)を計上した。
 
 連結の営業収益は586億9,900万円(同▲5.8%)、経常利益は126億2,000万円(同40.8%増)、当期純利益は41億4,500万円(同8.8%増)。
 
 営業収益は減収となったものの、受取配当金や持分法投資利益の増加により、経常利益は増益となった。
 なお、当期は新たに、日本土地建物販売(株)と(株)レイクウッドコーポレーションを連結子会社とした。


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